アメリカでメロンが感染源とみられる食中毒で13人の死者が出たという記事を見つけました。
感染者数は72名ということなので致死率20%弱。年齢構成などがわかりませんがかなり高いですね。
原因菌はリステリア菌。ググってウィキペディアをみると
通性嫌気性の無萌芽グラム陽性桿菌…
嫌気性というのは酸素を嫌うこと、無萌芽とは萌芽がない(何の説明にもなっていない)。グラム陽性とはある種の染色方法で赤く染まる種類の菌のこと。ドラマ「仁」で梅毒等にペニシリンが効いたのは、それらがグラム陽性菌だったからで、緒方先生の労咳(結核)や咲の緑膿菌による敗血症でペニシリンが効かなかったのは結核菌や緑膿菌がグラム陰性(青く染まる)菌だったから。
ま、こんなのはどうでもよくて、この菌の困ったところは−4℃の低温でもゆっくりとだが増えることができ、10%の食塩濃度でも増え、30%でも耐えられることです。
つまり、冷蔵庫や塩漬けしても安心できない!
熱には弱いので加熱すれば問題ないですが…メロンは加熱しないからなぁ!
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